アクリル板を使った額縁特集！表面カバーのガラスの危険性やアクリル板へ交換するメリットについて徹底解説！

1.額縁の表面カバーに最適なのは？アクリル板とガラスの違いについて

額縁の表面カバーとして、アクリル板とガラス板のどちらが最適なのかを知るには、それぞれの素材の特徴を理解することが重要です。

異なる特徴の一例として、 アクリル板は軽量で割にくく紫外線カット率が高い。一方でガラスは重く割れやすく紫外線カット率が低いという大きな特徴があります。

額縁の表面カバーとしてアクリル板かガラス板を選択する場合、 安全面の考慮、怪我防止や、紫外線をカットし日焼けによる作品の劣化防止、保護を重視される場合はアクリル板が最適です。

前述した特徴以外にもアクリル板とガラス板にはさまざまな違いがあります。以下にアクリル板とガラス板の違いを比較表にしました。額縁の表面カバーにアクリル板の使用を検討される際の参考にしてください。

アクリル板とガラス板の比較表
	アクリル板	ガラス板
割れにくさ	〇	×
耐衝撃性	〇	×
重さ	〇	×
透明度	〇	〇
紫外線カット	〇（90%以上カット）	×（ガラスの種類によっては〇）
耐候性	〇	〇
傷のつきにくさ	△	〇
硬さ	△	〇
耐熱温度	80℃	380℃
燃焼性	可燃性（木材と同等）	不燃性
加工性	〇	△
費用	〇	△

※アクリル板とガラスの耐熱温度についての記事は こちら

2.額縁のガラスは危ない？表面カバーをアクリル板に交換する４つメリット

額縁の表面カバーはガラスからアクリル板へ交換することで、安全性、災害時の被害軽減、軽量化、作品保護など、多くのメリットがあります。ここからは額縁の表面カバーをアクリル板へ交換する４つのメリットを詳しくご紹介します。

■アクリル板のメリット①
「衝撃に強く割れにくく安全性が高い」

アクリル板は高い耐衝撃性を持ち、強度に優れた素材です。 アクリル板はガラスと比べて10倍以上の強度を持ち、割れにくい特性を持っています。小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心してアクリル板を使用した額縁を飾ることができます。

■アクリル板のメリット②
「地震や事故での落下によるガラス破損の危険性を回避」

地震や事故で額縁が落下した際、ガラスは割れて破片が飛び散る危険性があります。しかし、 割れにくいアクリル板であれば万が一割れた場合でもバラバラと飛び散るようなことはなく、大きな破片となり怪我のリスクを大幅に減らすことができます。額縁は比較的高い位置へ取り付けることが多いため、落下によるガラス破損の危険性からの回避、事前の対策が非常に重要です。

■アクリル板のメリット③
「軽量で取り扱いが楽、交換もしやすい」

アクリル板はガラスの約半分の重さの軽量性に優れた素材です。ガラスの比重が2.5に対し、アクリルの比重は1.19になります。

アクリル板はガラスよりも軽量で取り扱いが楽になるため、額縁の交換作業も簡単に行えます。額縁自体も軽くなり、持ち運びや壁への取り付けも容易です。軽量であることから女性や高齢の方でも楽に取り扱うことができ、壁への負担も軽減され、設置場所の選択肢が広がります。

■アクリル板のメリット④
「驚異の紫外線(UV)カット効果で作品の保護、劣化防止に最適」

アクリル板は高い紫外線カット率を持つ、耐候性に優れた素材です。アクリル板は約90％の室内紫外線カット率を持ち、さらにUVカット機能付きアクリル板では室内紫外線カット率が約97～98％になります。

アクリル板の持つ高い紫外線カット効果は、額縁内の作品を日焼けや色褪せなどの劣化から守ることができます。特に貴重な絵画や写真、アートなどを長期間美しく保つためには、UVカット機能付きのアクリル板がおすすめです。多くの美術館、博物館で実際にプロが採用している美術品を保護することに大変適したアクリル板です。
※UVカット機能付きのアクリル板「UVカットクリアー(UV40)」については こちら
※「耐候性」とは、日光や雨などの天候がもたらす要因に対する耐久性のこと。

3.絵画展覧会へ出品する額縁の表面カバーは「ガラスは不可」「アクリルは可」が今や常識！

多くの絵画展覧会への出品作品では、ガラスではなくアクリル板の使用が一般的になっています。 出品規定には「ガラスは不可」「アクリルは可」「総重量◯kg以内」などの記載があります。

参考： 二科展公募「第108回二科美術展覧会 絵画部 出品規約」 ＞ 2Pの「作品規約」に記載
参考： 第35回 明日をひらく絵画「上野の森美術館大賞展」 ＞「出品規定」の「その他」に記載

展覧会中の地震による作品落下時の怪我、アクリル板で軽量化できることによる搬出入時の負担軽減などを考慮した場合、当然の出品条件だと考えられます。このように作品の安全性と保護を考慮し、展覧会ではアクリル板の使用が推奨または義務付けられています。

4.アクリルオンラインなら額縁の表面カバーを簡単に注文・製作可能！ミリ単位でオーダーカット！

アクリルオンラインはさまざまな額縁の用途や額装する作品のサイズに合わせて、ミリ単位でアクリル板のオーダーカット加工が可能です。

ポスター、パズル、イラスト、写真、絵画、油絵、書道、切り絵、アート作品、賞状、絵ハガキ、魚拓、手ぬぐい、押し花、ユニフォームなど額縁の用途は多岐にわたるため、額縁のサイズや飾る作品に合った表面カバーを既製品から探すことは非常に困難で時間がかかってしまいます。

ですが、 アクリルオンラインならお客様のニーズに合わせてアクリル板の色（種類）、厚み、サイズ（ミリ単位）を選ぶだけで簡単に注文・製作することができます。入力した寸法は購入前に図面で確認できるので初めての方でも安心してご注文いただけます。

■図面・内容確認画面

※アクリル板 オーダーカットのご注文方法（詳細）は こちら

5.アクリルオンラインで額縁の表面カバー交換、額装にアクリル板を使った製作事例

アクリルオンラインでは、これまでに多くのお客様から額縁の表面カバー交換、額装にアクリル板を使用いただいています。

額縁の表面カバーにアクリル板を使用されたお客様からは、
「作品が日焼けしないように、UVカットのアクリルにしました。額に合うようにカットも無料で商品も透明度も高く満足。」

「割れてしまったガラスの代替として購入しましたが、ソリやキズもなく寸法通りの品でした。透明度も高く、ガラスと比較してまったく遜色ありませんでした。」

「2mmの厚めのブルーがかったガラスの代わりとしてアクリル板を使用。違和感なく、軽くて安全になってよかったです。」

「自然災害が多いので、特に地震対策として壁にかけている絵が落ちた時にガラスが割れて危ないなあと思い、ガラスをアクリルに変える決意をしました。サイズはもちろんピッタリですし、発注2日後に届き梱包も完璧でした。UVカットもついてこのお値段でこの対応は素晴らしいです。」
など、喜びの声を多数いただいています。

ここからは実際にアクリルオンラインで額縁の表面カバー交換、額装にアクリル板を使用された製作事例を7つご紹介します。額縁の表面カバーにアクリル板を検討されている方は、ぜひご覧ください。

■額縁の表面カバー製作事例①
「ポスター」額装

お客様からのレビュー
30年前に海外で購入したアンティーク風額縁に入ったポスターは、ガラスのくもりをふきあげようとしたら、バリンと割れた！安全性を考慮して、アクリル板をいろいろ探して、貴社に発注しました。

見積もり簡単！納品早く、梱包も信じられないくらい美しくて、アクリル板もジャストサイズ！鮮明でクリアで感動しました！本当にありがとうございました！またぜひお願いしたいです。
※お客様のレビュー・図面ページは こちら

■額縁の表面カバー製作事例②
「パズル」額装

お客様からのレビュー
実家のリフォーム中に30年前のジグソーパズルを発見。しかし、アクリル板が無惨に変色してました。新しいフレームの購入を試みましたがフレームサイズの規格が変更されているのか合うサイズが見つかりません。

半ばあきらめていたところ、アクリルオンラインを発見し、サイズオーダーで1ミリ×920×620のアクリル板を購入でき、見事にパズルは復活しました。独身時代に今の妻と作った思い出の品が甦り非常に嬉しく思っています。
※お客様のレビュー・図面ページは こちら

■額縁の表面カバー製作事例③
「イラスト」額装

お客様からのレビュー
購入したイラスト(アート、絵)の色褪せ、日焼け防止にUVカット仕様のアクリルを注文致しました。フレームは、１００円ショップの物です。

元々付いているプラスチックフィルムでは心配なので、UVカット仕様に交換すると安心かと思います。日の当たる玄関に飾っております！
※お客様のレビュー・図面ページは こちら

■額縁の表面カバー製作事例④
「写真」額装

お客様からのレビュー
地震対策の為に子供の写真の額縁のガラスを、アクリルに替えました。落下の際に割れる心配が少ないので安心です。他にもあるので交換のためにリピートします。
※お客様のレビュー・図面ページは こちら

■額縁の表面カバー製作事例⑤
「絵画」額装

お客様からのレビュー
壁に飾っていた大判の絵画がつり紐の劣化から床に落下。額縁のガラスは粉々に割れてしまいました。ガラスを入れるにもまた割れた場合のことを考えアクリル板を入れることにしました。

なかなかぴったりのサイズもなく困っていたところアクリルオンラインのサイトを見つけてサイズを指定して注文。数日で届き前と全く変わらない状態できれいに絵を鑑賞することができます。

光を反射しすぎて見にくくなるようなこともなくガラスを入れている状態と全く変わりません。額縁の重量もかなり軽くなりました。大満足です。また機会があれば利用させていただこうと思います。
※お客様のレビュー・図面ページは こちら

■額縁の表面カバー製作事例⑥
「油絵」額装

お客様からのレビュー
10年程前に購入しました油絵ですが、額縁にカバーが入っていなかった為に飾る事が出来ませんでした。アクリル板を希望のサイズにカットしていただく事ができやっと飾る事が出来そうです。

思った以上に透明度が高く絵が鮮やかに感じられます。設置場所は高所を考えていますのでガラスでは割れたら怖い事と重くなりそうだったので薄めのアクリル板を選んでみました。正解だったようです。接着剤を選ぶのが難しかったです。
※お客様のレビュー・図面ページは こちら

■額縁の表面カバー製作事例⑦
「書道」額装

お客様からのレビュー
半紙に書いた書をどのように、保存・展示するか悩んでいました。裏打ちをして、半紙をまっすぐに伸ばしました。無難な額縁も考えましたが、サイズが大きすぎて、オーダーメイドになるため却下。

ホームセンターで材料を探して、アクリルを見つけましたが、サイズが既成のため自分で切るしか無く・・・そこでこちらを見つけました。自分の思ったサイズに注文できて大満足です。そしてとても丁寧な梱包でした。また次回の作品の際にお世話になると思います。ありがとうございました。
※お客様のレビュー・図面ページは こちら

6.アクリルオンラインで額縁の表面カバーをアクリル板へ交換してみませんか？

いかがでしたでしょうか。今回は額縁の表面カバーの交換や額装に使用されるアクリル板についてご紹介しました。アクリル板の持つ衝撃に強く割れにくい特性や軽量性、紫外線カット効果は、額縁の表面カバーにアクリル板を使用するうえで重要な特徴です。また、万が一地震や事故で額縁が落下した場合でも怪我のリスクは低く安全対策にも最適です。

アクリルオンラインでは国産の高品質素材にこだわったアクリル板をお客様のご要望に合わせてオーダーカットし、国内工場直送で安心・短納期で製品をお届けいたします。

アクリル板の加工がアクリルオンラインなら簡単に実現します。難しいから簡単に！アクリル板を使った製作・DIYをアクリルオンラインで手軽に楽しんでみませんか？
※アクリル板を使ったお客様の製作事例は こちら