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アクリル板はプラスチックですか?

アクリル板はプラスチックですか?

1.アクリルとは

アクリル板とヒロミさん アクリルとプラスチックは見た目が似ているけど、違う素材なの?それぞれの違いが分からず、混乱してしまうこともあるのではないでしょうか。そんな疑問にアクリルオンラインがそれぞれの素材の特徴を詳しく解説し、分かりやすくお答えします。

アクリルはプラスチック素材の仲間です。アクリルは「アクリル樹脂」と呼ばれる合成樹脂から作られたもので透明性と優れた耐衝撃性を併せ持つプラスチック素材です。また、アクリルは加熱すると軟化し冷やすと硬化する「熱可塑性樹脂(ねつかそせいじゅし)」の一種です。さらに「熱可塑性樹脂」は「汎用プラスチック」、「汎用エンジニアリングプラスチック」、「スーパーエンジニアリングプラスチック」に分類され、アクリルは「汎用プラスチック」に分類されます。

「汎用プラスチック」の特徴は加工のしやすさで、100℃未満で成形が可能です。また、安定的に生産ができるのでプラスチック生産量の約8割を占めるとされ比較的に安価で入手できます。 アクリルはプラスチック素材の大きなメリットである軽さ・強度・耐久性・柔軟性に優れています。そのため、収納ケース、看板、道路標識、腕時計の風防などの日用品から、電気製品などの筐体(きょうたい)、住宅建材、自動車部品にまで、私たちの身の回りにおいてさまざまな場所で活用されています。


樹脂の種類 解説図
※アクリル樹脂についての記事は こちら

2.アクリル板とは

アクリル板は「アクリル樹脂」という「合成樹脂」から作られたプラスチック素材を板状にした素材です。そもそも樹脂とはどのような素材なのでしょうか。

「樹脂」は樹木の脂(あぶら)という名前の通り樹木から採取されたものです。樹木から染み出した液体が空気に触れて個体となったものを樹脂と呼びます。樹脂は「天然樹脂」と「合成樹脂」の2種類に分類されます。それぞれにどのような特徴やメリット・デメリットがあるのかを解説します。

■天然樹脂
天然樹脂は自然由来のもので、樹木の樹液からとれる天然素材です。代表的なものに漆(うるし)、松脂(まつやに)、琥珀(こはく)などがあります。

■合成樹脂
合成樹脂は石油などの化石燃料から人工的に製造され、プラスチックの原料となるポリマー(高分子)のことです。合成樹脂は供給が安定しており、軽く、形も自由にできるため、天然樹脂の代替品として金属や木材に変わって発展してきました。

天然樹脂と合成樹脂の比較表
天然樹脂 合成樹脂
メリット ・工芸品などで使われる材料で美しさを表現できる
・高い弾力性をもつため幅広い用途で利用されている
・一度固まると湿気や熱、油などに耐性を持ち、食器や家具の塗料として広く利用されている
・安価で安定的な提供が可能
・軽量で柔らかい
・形の自由度が高い、水に強い
・何度でもリサイクル可能
・熱や電気を通しにくい
デメリット ・貴重な材料のため高価
・取り扱いに手間がかかる
・温度によって軟化や変形しやすい
・熱に弱い

今では天然樹脂は貴重な素材であり、石油化学工業が進歩したことにより天然樹脂の替わりとして合成樹脂が広く普及しています。 素材の特徴を活かし目的に応じて、天然樹脂と合成樹脂をうまく使い分けがされています。
※アクリル板の素材についての記事は こちら

3.プラスチックとは

プラスチックは一般的に石油を原料として作られている素材です。人工的に合成された樹脂という意味を持ち、合成樹脂とも呼ばれています。合成樹脂を主原料として人工的に溶かし、流し込み、固めて成型された高分子化合物です。

電気製品や雑貨などの日用品、家具や子供のおもちゃなど、私たちの生活には欠かせない多くのプラスチック製品が溢れています。プラスチックの特徴を理解したうえで製品を選ぶと安心です。

プラスチックの特徴
メリット ・軽くて強い
・錆びない、腐食がない
・自由な形状にできる
・透明性がある
・着色しやすい
・通電しずらい
デメリット ・熱に弱く燃えやすい
・紫外線に弱い
・柔らかく傷付きやすい
・ほこり、汚れが付きやすい
・変形しやすい
・再生処理、廃棄物処理が難しい

4.アクリル板と良く似たプラスチック・ポリカーボネートとの違いとは

アクリル板と見た目がよく似ている素材としてポリカーボネートがあります。 ポリカーボネートは熱可塑性樹脂(ねつかそせいじゅし)の一種で、ポリカーボネート樹脂が原料のプラスチック素材です。カメラレンズやパーテーション、ヘッドランプや防弾材料など幅広い用途に利用されています。 アクリル板もポリカーボネートもどちらも私たちの生活の中では多く使用されているプラスチック素材です。

「見た目が似ているので違いがわからない」、「DIYにチャレンジしたいけれど、どちらの素材を選べばいいのかわからない」とお悩みの方にそれぞれの特徴を比較表にしてご紹介します。


アクリル板とポリカーボネートの比較表
アクリル板 ポリカーボネート
加工性
耐衝撃性
燃焼性
費用
メリット ・透明度が高い
・割れても飛散しにくい
・加工性が高い
・耐衝撃性、耐候性が高い
・割れにくい
・ 燃えにくい
デメリット ・高温で変形する
・燃えやすい
・吸水、吸湿性が低い
・加工性が低い
・傷がつきやすい
・アルカリ性に弱い
※アクリル板とガラスの比較についての記事は こちら

5.簡単に出来る!DIYにおすすめのアクリル板活用法をご紹介

アクリルはプラスチック素材の内の一つです。プラスチックの特徴である軽さ・耐久性・柔軟性・透明度を併せ持ち、加工のしやすさからものづくりに非常に適した素材です。「DIYはなんだか難しそう」と思っている方でも、ご自身のライフスタイルやお好みに合わせて手軽にものづくりが楽しめます。

アクリル板を実際にアクリルオンラインで加工・製作された事例をご紹介します。初心者の方にもおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。

■アクリル板の製作事例
「手作りのウェルカムボード」

アクリル板で製作した手作りのウェルカムボード
お客様からのレビュー
結婚式のウェルカムボードとして購入したコッパースタンドに、ジャストサイズのアクリル板を吊るしたく利用させていただきました!

かんたん自動見積は専門的な用語の解説や、注文内容のイメージ図を出力できるので完成品がイメージしやすくてとても助かりました。まだまだ手放せそうにありませんが、アクリル板が不要になった際には返送することができ、再利用いただけるのも嬉しいポイントでした。
※お客様のレビュー・図面ページは こちら

アクリルオンラインからのコメント
結婚式場に到着したゲストが最初に目にするのがウェルカムスペースです。昨今では手作りのウェルカムスペースでゲストをお迎えすることが定番となりました。その ウェルカムスペースの中心となるアイテムが「ウェルカムボード」です。お二人の名前やメッセージを記した「ウェルカムボード」は、ゲストに感謝の気持ちを伝えるための大切なアイテムです。

アクリルオンラインにはウェルカムボードを作成されるお客様が大変たくさんいらっしゃいます。アクリルオンラインの アクリル板(押出)オーダーカットは豊富な全20色からカラーを選択可能です。

■アクリル 押出板20色
https://acrylic-online.com/d/feature/color/#article01

ウェルカムボードには下記の4色を特にオススメいたします。

■「アクリル板 透明(P)」「アクリル板 ガラス色(148K)」
アクリル板 透明(P)とアクリル板 ガラス色(148K)
※「アクリル板 透明(P)」と「アクリル板 ガラス色(148K)」の違いは こちら

■「アクリル板 ブラウンスモーク(550K)」「アクリル板 グレースモーク(530K)」
アクリル板 ブラウンスモーク(550K)とアクリル板 グレースモーク(530K)
※「アクリル板 ブラウンスモーク(550K)」と「アクリル板 グレースモーク(530K)」の違いは こちら

定番の長方形はもちろんですが、たくさんのテンプレートから自由に形を決めることも可能です。

■図面テンプレート一覧
https://acrylic-online.com/d/feature/zumentemplate/
※下記図面は一例

アクリル板 加工図面テンプレート33

アクリル板 加工図面テンプレート37

アクリル板 加工図面テンプレート41

ウェディングドレスやギフト選びに時間がかかり、「ウェルカムボード」はついつい後回しになりがちです。 アクリルオンラインでは最短翌日にお届けが可能でございます。一生の思い出に、世界に一つだけの「ウェルカムボード」を作成されてみてはいかがでしょうか。

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