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アクリル板は何で拭きますか?

アクリル板は何で拭きますか?

1.アクリル板のお手入れには何で拭いたらいいの?

アクリル板とヒロミさん 私たちの身の回りにおいて、アクリル板はさまざまな用途に使用されています。例えば、収納ケースやコレクションケース、棚板、水槽の蓋、ペットのケージ、看板、サイン、照明カバーなど日常で目にすることの多い素材です。 最近はガラスの交換・代用としても多く使用されています。
※ガラスの交換・代用にアクリル板を使った製作事例は こちら

今や日常生活に必需品であるアクリル板ですが、普段使用していると徐々に汚れが目立ってくることはありませんか? アクリル板のお手入れをしたいけれど「何で拭いたらいいの?」「洗剤は使っていいの?」「どのような手順でお手入れをしたらいいの?」などと疑問に思うことがあるかと思います。アクリル板を長く使用するためにも日頃のお手入れはとても大切です。そこで今回はアクリル板のお手入れ方法について解説します。

アクリル板を掃除する際につい乾いたタオルで拭いてしまうなんて事はありませんか。乾いたタオルでアクリル板を拭くと、表面に細かな傷を作る一因になってしまうため注意が必要です。また、アクリル板にゴミやほこりが付いたままタオルを押し付けて拭いてしまうと、アクリル板の表面に傷が付いてしまいます。 アクリル板はガラスと比較すると傷が付きやすい素材のため、タオルで拭く場合にはまずゴミやほこりが付いていないか確認したうえで、柔らかい布を使用してお手入れしてください。

2.アクリル板のお手入れでやってはいけない方法

アクリル板はさまざまな用途で使用される日々の暮らしには欠かせない素材です。アクリル板をお手入れする際に、除菌目的でアルコールを手に取ってしまいがちですが、 アクリル板をアルコールで拭く行為はやってはいけないお手入れ方法です。

なぜ、アクリル板をアルコールで拭いてはいけないのでしょうか。 アクリル板をアルコールで拭くと、アクリル板がアルコールに反応し、劣化やひび割れなどの破損を起こす原因になります。 また、アクリル板が薬品によって割れてしまう「ケミカルクラック」をおこす可能性があるためお手入れの際は注意が必要です。

アクリル板は「アクリル樹脂」から作られているプラスチック素材ですが、アルコールがアクリル樹脂の内部まで浸透し、樹脂と反応する事で亀裂が生じ、破損を生じやすくしてしまいます。この「ケミカルクラック」は、多量のアルコールを使用した場合や、アルコールを吹き付けた状態で長時間そのまま放置した場合に発生しやすくなる傾向にあります。

一度アルコールを吹き付けただけではすぐに割れない場合もありますが、何度も繰り返して長期間使用していると、やがて割れてしまうリスクが高まってしまいます。 このようにアクリル板にアルコールを直接吹き付けてお手入れをするのことは避けるように心がけてください。

3.アクリル板の正しいお手入れ方法

アクリル板のお手入れでアルコールを使用すると、亀裂などの破損が生じやすくなるため使用してはいけない事が分かりました。ではいったいどのようにアクリル板をお手入れすれば良いのでしょうか。ここからは、アクリル板の正しいお手入れ方法について詳しくみていきましょう。

■アクリル板の正しいお手入れ方法①
「中性洗剤を薄めて使用する」

アクリル板を拭く際には、アルコールではなく中性洗剤の水溶液を使用してください。洗面器、桶、またはバケツなどの容器にぬるま湯を入れ、そこに中性洗剤(液体タイプ)を数滴加え混ぜ合わせます。

そこに柔らかい布を入れ洗剤を含ませ、軽く絞ってから使用してください。また、拭き取り掃除をする際は力を入れてゴシゴシと擦るのではなく、優しく拭き取るようにしましょう。

■アクリル板の正しいお手入れ方法②
「水拭きをする」

中性洗剤を含んだ柔らかい布で拭き取りした後は、水拭きをしましょう。中性洗剤で拭き取りをする時と同様に、硬い布を使用する、力強くゴシゴシと拭いてしまうとアクリル板に傷が付いてしまいます。水拭きをする場合にも、柔らかい布で優しく拭き取るようにしましょう。

■アクリル板の正しいお手入れ方法③
「お手入れの際には手袋をする」

アクリル板はガラスよりも透明性の高い素材です。素手でお手入れをしてしまうと、せっかくきれいに汚れを拭き取っても、ご自身の手あかや指紋がついてしまいまた汚れてしまいます。 汚れが付着する事を防ぐためにも手袋をしてお手入れするようにしましょう。

また、中性洗剤を使用しますので、ゴム手袋やビニール手袋をはめてからお手入れする事をおすすめします。洗剤による手荒れを防いでくれますので、ゴム手袋やビニール手袋をするよう心がけてみてはいかがでしょうか。またお手入れの後は手洗いをする事を忘れずに、ご自身の手をしっかり守りましょう。

4.アクリル板の汚れを防止するポイント

ここまではアクリル板のお手入れ方法について解説しました。アクリル板を使用して汚れた場合、正しい方法でお手入れすれば問題ないですが、間違った方法でのお手入れは傷や破損の恐れがあり十分に注意が必要です。

アクリル板は素手で触った際の手あかやほこりなどの汚れが付きやすい素材です。優れた透明性を持つ素材が故に汚れやほこりが目立ちやすくなってしまいます。アクリル板をいつまでもきれいに使っていけるよう、予め汚れを防ぐためのポイントをご紹介します。お手入れの回数や掃除の負担を軽減させることもでき、おすすめです。

アクリル板は静電気を帯びやすい素材です。静電気が発生するとほこりを寄せ付け、付着させる原因にもなります。静電気を防止し、ほこりの付着を軽減するためには「帯電防止剤」を使用します。

■帯電防止剤の使用方法
①水にくぐらせた柔らかい布でアクリル板の表面のほこりや汚れをやさしく拭き取る。
②市販のアクリル用帯電防止剤をアクリル板に軽く塗布する。

帯電防止剤を使用すると、静電気防止効果を発揮し、ほこりの付着を防いでくれます。次に、ご家庭にもある髪用のリンス剤を使用する方法をご紹介します。

■髪用リンス剤の使用方法
①水にくぐらせた柔らかい布で、アクリル板の表面のほこりや汚れを拭き取る。
②少量のリンス剤と水をスプレーボトルに入れ混ぜ合わせる。
③水と混ぜ合わせたリンス剤をアクリル板に軽く塗布する。
④柔らかい布で、リンス剤をやさしく拭き取る。

このようにご家庭にある身近なものを使用し、静電気対策をする事ができます。

今回はアクリル板のお手入れ方法について解説しました。 アクリル板をいつまでもきれいな状態で使用するには定期的なお手入れも大切ですが、汚れがとりにくい、都度お手入れするのも大変!などの声もあるかと思います。アクリル板は消耗品でもあるため、汚れや傷などが気になる場合は新しく買い替えを検討されてみてはいかがでしょうか?
※アクリル板の素材についての記事は こちら
※アクリル板の透明度についての記事は こちら
※アクリル板の耐久性についての記事は こちら


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