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アクリル板は安全ですか?

アクリル板は安全ですか?

1.アクリル板の安全性に優れた特徴と注意すべきポイント

アクリル板とヒロミさん アクリル板は安全性に優れた素材です。安全性に優れたアクリル板の特徴の中には衝撃に強く割れにくい、割れても飛散しにくい、軽いなどが挙げられます。

アクリル板は透明度が高くガラスにそっくりな素材で別名「アクリルガラス」「割れないガラス」と呼ばれることもある大変割れにくい素材です。ガラスに似た特性を持ちながら、安全性においても優れた特徴を持つため、ガラスの交換・代用としても多く利用されています。ここからはアクリル板の安全性に優れた特徴についてご紹介します。
※ガラスからアクリル板へ交換をおすすめする理由についての記事は こちら

アクリル板の安全性に優れた特徴

■割れにくさ、破片の飛散リスクの低減
アクリル板は強度が高く衝撃に強い、割れにくい特徴を持っています。万が一割れてもガラスのように飛散しにくいので怪我防止、安全対策にも効果的です。
※アクリル板の強度・耐衝撃性についての記事は こちら

■取り扱いの容易さ
アクリル板は軽量で取り扱いやすいため、設置や移動が容易です。 アクリル板はガラスの約半分の重量のため高所などのさまざまなところに設置できるのも利点です。使用する際も、軽量で割れにくく取り扱いしやすいため運搬時の負担が少なく作業効率を高めることができます。
※アクリル板の重さについての記事は こちら

■視認性の向上
アクリル板は透明度が非常に高く光をよく通す、視認性が高い特徴を持っています。 高い視認性が必要な用途や場所で使用する際に、周囲の状況を把握できるため安全性に優れています。
※アクリル板の透明度についての記事は こちら

アクリル板を安全に使用する際に注意すべきポイント

■火気への注意
アクリル板は熱に強くなく燃えやすい特徴を持っているため、火気や高温の物との接触を避ける必要があります。 火災の危険性がある場所では十分な注意が必要です。
※アクリル板の熱に強くない、燃えやすい特徴についての記事は こちら

■お手入れ方法
アクリル板は表面に傷がつきやすい素材です。プラスチックの中でも決して硬度が低い樹脂素材ではありませんが、鋭利な物や粗い素材との接触によって傷がつきやすい特徴があります。 お手入れする際には柔らかい布を使用し、傷がつかないように優しく扱うことが重要です。
※アクリル板の正しいお手入れ方法についての記事は こちら

■適切な取り付け
アクリル板をショーケースや内照式看板へ取り付ける際には、適切な方法で固定することが重要です。 不適切な取り付け方法では、落下など安全性が損なわれる可能性があります。安全かつ確実な取り付けを行うためには、以下のポイントに注意してください。

固定具の選定:
適切なサイズや強度の固定具を選びましょう。アクリル板の重さやサイズに合わせて適切な固定具を使用することで安定した取り付けが可能です。
また アクリル板は温度変化により伸縮するため、隙間や反りが生じる可能性があります。例として アクリル板をフレームに組み込んだり、ボルトで固定する場合、フレーム間、穴径には十分なクリアランスをみることが必要です。ボルトによる取り付けの場合は、過度にボルト締め付けるとアクリル板の膨張を阻害して反りまたは破損の要因となります。締め付け過ぎないように注意しましょう。
※アクリル板の線膨張係数については こちら

均等な負荷の分散:
アクリル板を取り付ける際は、均等に負荷を分散させるように注意してください。片側だけに負荷がかかると歪みや破損の原因となります。

専用工具の使用:
取り付け作業には専用の工具を使用することで、正確かつ安全に作業を行うことができます。適切な工具を使って丁寧に取り付けましょう。

定期的な点検:
取り付けたアクリル板は定期的に点検し、緩みや変形がないか確認してください。必要に応じて再調整や補強を行うことで安全性を保つことができます。

以上の特徴と注意すべきポイントをしっかりと把握し、適切な取り扱いを行うことでアクリル板を安全かつ効果的に活用することができます。

2.アクリル板の驚きの強度とは?

アクリル板の安全性に優れた特徴の一つに強度があります。 アクリル板とガラスの耐衝撃性を比較した場合、アクリル板はガラスの10倍以上の強度があると言われています。一般的なガラスが強い衝撃を受けると割れて破片が飛散するのに対し、アクリル板は衝撃に強く割れにくい特性を持ち、割れても破片が飛散しにくいため怪我のリスクを軽減することができます。

このようなアクリル板の特性から水族館の大型水槽などに使用される理由の一つになっており、保育園や高齢者施設で既存のガラスをアクリル板に交換するケースも増えています。

ただし、アクリル板は表面が傷つきやすい特性も持っています。耐衝撃性の高いアクリル板ですが表面硬度はガラスに劣ります。アクリルの鉛筆硬度は2H程度ですので、2Hの鉛筆で表面を強くこすると傷がつくということです。人間の爪が2H程度の固さですから強く引っ掻くと傷がつきます。

アクリル板は面の衝撃には大変強いのですが、表面は傷が付きやすい事が特徴のため、DIY等、アクリル板をご自身で加工される際には注意が必要です。アクリル板の強度と耐衝撃性は、安全性や耐久性を求められるさまざまな用途で重宝されています。それらの特徴や特性を理解し、適切に取り扱うことで、安全かつ効果的にアクリル板を活用することができます。

3.アクリル板を安全に使用するための加工方法

アクリル板を安全に使用するためには、適切な加工方法を選択することが大切です。アクリル板を手で触れる際、切断端面が鋭利な場合、怪我をする恐れがあります。安全に使用するためにも適切な加工方法で怪我のリスクを抑える注意が必要です。

アクリルオンラインではアクリル板加工専門業者ならではの大型の精密機械を使用し自由度の高い、正確な加工を行っています。加工する際に「切断端面の仕上げ」の種類を選択する事ができ、仕上げの種類によって切断端面での怪我防止のための糸面取り加工(※)を施すことが可能です。

「切断端面の仕上げ」の種類は切りっぱなし、カンナ仕上げ、磨き仕上げの3種類あります。ここからはアクリルオンラインで加工できる3種類の「切断端面の仕上げ」についてご紹介します。
※切りっぱなしは糸面取り加工(※)は施しておりません。

アクリル板の切断端面の仕上げ

■切りっぱなし
アクリル板 切断端面の仕上げ 切りっぱなしパネルソーでアクリル板を切断したままの状態となり、エッジが立っています。 糸面取り加工(※)は施しておりません。アクリル板を手で触れる場所でお使いの場合は「カンナ仕上げ」「磨き仕上げ」を選択されることを強くお勧めいたします。

バリが出ることはありませんが、ノコ目といって斜めのキズのような模様が残り、手で触るとザラザラしています。額縁の面板など切断面が隠れてしまう使用方法の場合には安価なため適しています。
※パネルソーとは「パネル(=板)」形状の「ソー(=ノコギリ)」いう意味です。

■カンナ仕上げ
アクリル板 切断端面の仕上げ カンナ仕上げパネルソーでアクリル板を切断後に、プレナーという機械で鰹節を削るように表面の凸凹を薄く削り取り、ツヤ消し調のマットな状態に仕上げます。ノコ目がなくなり表面がなめらかになります。 糸面取り加工(※)を施しますのでアクリル板を手で触れても安心です。

アクリル板 透明両面マット(DFA2 P)」「 アクリル板 黒両面マット(DFA2 502K)」「 アクリル板 白両面マット(DFA2 M)」のようなマット板の場合は、板の表面とイメージを統一するためにも「カンナ仕上げ」をお勧めいたします。

マット板の切断端面を「磨き仕上げ」にしますと切断面のみに光沢が出ますので、用途によっては違和感を感じる場合があります。


■磨き仕上げ
アクリル板 切断端面の仕上げ 磨き仕上げパネルソーでアクリル板を切断後に、ダイヤモンドの刃を持った鏡面機という機械でアクリル板の切断面を平らで光沢がある状態に仕上げます。ノコ目がなくなりアクリル板の表面と同じようなツヤのある状態になります。 糸面取り加工(※)を施しますのでアクリル板を手で触れても安心です。

アクリルの最大の特性である美しい光沢を活かすには「磨き仕上げ」をお勧めいたします。板厚が厚くなるほどその美しさは際立ちます。

※糸面取り加工とは
アクリル板 糸面取り加工 切りっぱなし 糸面取り加工 断面図 アクリル板 切断端面での怪我防止のため、 全ての辺のエッジを0.2~0.3mm程削り取る加工のことを言います。

プロのアクリル業者は、手で触れるもの、特にお子様が触れる可能性があるものには必ず「糸面取り加工」を施します。アクリルオンラインでは「カンナ仕上げ」「磨き仕上げ」を選択された場合には糸面取り加工を施します。

「切りっぱなし」のエッジの立った状態で切断端面を指で強くこすりますと指が切れてしまいます。 コストに見合った、安心な「カンナ仕上げ」「磨き仕上げ」を強くお勧めいたします。

4.安全面に注意してアクリル板の加工、DIYを楽しみましょう!

いかがでしたでしょうか?今回はアクリル板の安全性について解説しました。アクリル板は安全性に優れた特徴を持つ素材です。 耐衝撃性はガラスの10倍以上の強度になり、割れにくく割れた際も飛散がしにくい特徴を持ちながら軽量で取り扱いもしやすく設置や移動も容易、高い視認性など安全性に優れた多くの特徴を持っています。

使用する際の注意すべきポイントはいくつかありますが、適切な取り扱いを行うことでアクリル板を安全にお使いいただけます。実際にアクリルオンラインでアクリル板の加工をする際も「切断端面の仕上げ」の種類を選択することで、切断端面でのケガ防止のための「糸面取り加工」を施すことが可能です。

アクリル板を安全に使用するためにも適切な加工方法で怪我のリスクを軽減させることが重要です。アクリル板の持つ特徴や特性を理解し安全面に注意してアクリル板の加工、DIYを楽しみましょう!

アクリルオンラインでは、豊富な品揃えからお客様の用途に合わせた加工方法を選び、アクリル板の精密な加工が可能です。日本国内工場の熟練職人たちの手により製造、出荷までをワンストップで管理しています。

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※アクリル板を使ったお客様の製作事例は こちら

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