配送朝8時までのご注文で
最短翌日にお届け!

アクリル板は屋外で使えますか?

アクリル板は屋外で使えますか?

1.屋外でも使えるアクリル板について

アクリル板とヒロミさん アクリル板は高い耐久性や耐候性、安全性に優れた素材です。 家庭内や屋内での利用に留まらず、屋外でも広く利用されています。耐候性が高く太陽光、雨、風、雪などの厳しい環境下でも色あせや劣化がしにくい特性があり、表札、門柱(ポスト)、スタンド看板のカバーなどに多く利用されています。アクリル板の特性を理解し、適切な環境下で利用することで、アクリル板を屋外で長期にわたり利用できます。

2.アクリル板が屋外利用に向いている3つの理由

アクリル板は耐候性、耐久性、安全性の3つの面で優れており、屋外利用に非常に適した素材と言えます。

■アクリル板が屋外利用に向いている理由①「耐候性」

アクリル板は優れた耐候性を持っています。耐候性とは、太陽光、風雨、温度変化などに対して変質や劣化を起こしにくい性質のことを指します。 アクリル板は太陽光に含まれる紫外線に対して非常に優れた耐性があり、長期間にわたって日光にさらされても色あせや劣化がほとんどありません。紫外線や風雨にさらされる屋外環境でも、10年から20年程度の耐久性を誇ります。
※アクリル板の耐候性については こちら

■アクリル板が屋外利用に向いている理由②「耐久性」

アクリル板は衝撃にも強い素材です。 ガラスの10倍以上の強度を持ち、割れにくいため、耐久性に優れています。破損のリスクが低く、長持ちします。その結果、メンテナンスの手間やコストを抑えられ、経済的にも優れた選択肢です。
※アクリル板の耐久性については こちら

■アクリル板が屋外利用に向いている理由③「安全性」

アクリル板は万が一破損した場合でも、ガラスのように鋭利な破片が飛び散ることが少ないため、怪我の防止につながります。また、アクリル板の衝撃に強く割れにくい特性により、建築素材としてガラスの代わりに使用されるケースも増えています。さらに、透明度が高く視認性が良いため、景観を損ねたくない場所のバリアやベランダのフェンスなどの用途にも適しています。
※アクリル板のは安全性についての記事は こちら

3.アクリル板の屋外利用例

アクリル板はその優れた特性から、さまざまな屋外用途で広く利用されています。今回は内照式看板、機能門柱のカバー、門扉の犬脱走防止板を例に挙げて、アクリル板がどのように屋外で利用されているのかみてみましょう。

■アクリル板の屋外利用例①「内照式看板」

アクリル板の屋外利用例 内照式看板
アクリル板は内照看板に最適な素材として広く利用されています。内照看板とは、LEDや蛍光灯などの光源を内部に配置し、看板自体が発光する仕組みを持つ看板です。 アクリル板はムラのない均一な照明を実現するため、夜間でも明るく視認性が高い看板を作ることができます。

アクリル板は耐候性の観点から見ても非常に優れています。紫外線や雨風にも強く、長期間屋外で使用しても劣化しにくい特徴があります。これにより、看板の美しい外観を保ちつつ、メンテナンスの手間も大幅に減らすことができます。特に内照看板は常に光源の熱にさらされるため、素材の耐久性が重要ですが、アクリル板はその点でも優れた性能を発揮します。

■アクリル板の屋外利用例②「機能門柱のカバー」

アクリル板の屋外利用例 機能門柱のカバー
機能門柱とは、インターホン、郵便受け、照明などの機能を一体化した門柱のことで、玄関周りをすっきりと整理し、 利便性とデザイン性を兼ね備えたエントランスを実現します。この機能門柱のカバー素材として、アクリル板が注目されています。

アクリル板はガラスの10倍以上の強度を持ち、割れにくいため、耐久性に優れています。また、アクリル板の魅力は前述した強度や耐久性だけでなく、加工性にも優れた素材です。加工が容易で、カット加工、穴あけ加工、切欠き加工など多くの加工方法が利用できます。
※アクリル板の耐久性についての記事は こちら
※アクリル板の加工方法ついては こちら

アクリル板のもう一つの大きな利点は、その豊富なカラー展開です。多彩なカラーバリエーションにより、建物の外観や庭のデザインに合わせた門柱の作成が可能です。例えば、透明なアクリル板を使用して内部の機能を見せるデザインや、不透明な白色や黒色のアクリル板でシンプルかつモダンな外観を演出できます。このように、 アクリル板は高い耐久性に加え、加工の自由度が高く、カラー展開も豊富なため、さまざまなスタイルの門柱カバーに対応できます。
※アクリル板のカラーについては こちら

■利用例③「門扉の犬脱走防止板」

アクリル板の屋外利用例 内照式看板
庭で小型犬を放す際に、門扉の隙間が犬の頭より大きく、抜け出してしまう問題を解決するために「門扉の犬脱走防止板」が役立ちます。この防止板は、アクリル板で隙間を塞ぐことで、犬の脱走を防ぐものです。この用途において、アクリル板は非常に効果的です。

まず、アクリル板にはガラス色という本物のガラスと遜色ないカラーがあります。ガラス色のアクリル板を利用することで、庭の外構のデザインを損なうことなく、犬脱走防止の機能を持たせることができます。 ガラス色のアクリル板は透明度が高く、外から見てもアクリル板があることにほとんど誰も気づかないほどです。これにより、美観を維持しつつ機能を発揮します。
※アクリル板 ガラス色(148K)については こちら

さらに、アクリル板はガラスと比較して割れにくいという特性があります。 犬が勢いよく衝突しても、アクリル板は割れにくく、万が一破損してもガラスのように破片が飛散しないため、安全です。この耐久性と安全性は、小型犬が遊ぶ庭において非常に重要なポイントです。また、アクリル板はガラスの重さの半分以下と軽量であるため、設置も容易です。
※アクリル板とガラスの比較表は こちら

4.アクリル板を屋外で利用する際の注意点

アクリル板は屋外での使用に適した素材ですが、いくつかの注意点があります。 注意点を踏まえ適切に使用することで、アクリル板はその機能性を最大限に発揮し、屋外での使用に耐えることができます。

■アクリル板を屋外で利用する際の注意点①「傷がつきやすい」

アクリルの表面硬度は鉛筆硬度で2H程度です。これは2H以上の硬い物で強く引っ掻くと傷がつくことを意味します。加工が容易な一方で、表面が傷つきやすいため、鋭利な物や粗い素材との接触には注意が必要です。

■アクリル板を屋外で利用する際の注意点②「膨張(収縮)する」

アクリル板は高温に弱い特性があります。長時間の高温環境や急激な温度変化にさらされると、板が膨張(収縮)する可能性があります。アクリル板の使用温度範囲は-40℃〜+80℃ですが、温度変化による伸び縮みが起こるため、温度変化が激しい場所への設置には注意が必要です。

例えば、内照式看板のように照明ランプが熱源となる場合、加工時の温度が20℃、真夏の看板内の温度が80℃と仮定すると、温度差が60℃になり、1mあたり4.2mm膨張する可能性があります。そのため、加工の際には十分なクリアランス(余裕部分)を考慮することが重要です。

■アクリル板を屋外で利用する際の注意点③「反りが生じる」

アクリル板は自重によって反りが生じることがあります。この反りを防ぐためには、板厚を厚くする、補強を施す、固定や支持方法を強化するなどの対策が有効です。
※アクリル板の欠点についての記事は こちら

5.アクリル板は屋外で使えますか?まとめ

アクリルオンラインは国内工場直送 国産材料で安心・短納期 今回は屋外でも使えるアクリル板について解説しました。 アクリル板は、その優れた耐候性、耐久性、安全性から、屋外での使用に非常に適した素材です。一方で、表面が傷つきやすい点や高温環境での変形リスク、自重による反りには注意が必要です。屋外であっても適切な対策を講じることで、アクリル板は長期間、美しさと機能性を保ちながら十分に活用できます。

アクリルオンラインには、アクリル板の魅力を最大限に引き出すアイデアや製作事例が豊富に揃っています。ぜひご覧いただきながらアクリル板の魅力を感じとってください。

アクリル板の加工がアクリルオンラインなら簡単に実現します。難しいから簡単に!アクリル板を使った製作・DIYをアクリルオンラインで手軽に楽しんでみませんか?
※アクリル板を使ったお客様の製作事例は こちら
商品ページはこちら